柔軟な働き方は、もはや一時的なトレンドではなく、多くの企業において標準的な勤務形態となりつつあります。一方で、場所を問わず働ける環境の実現には、デバイスの管理、アクセス制御、コンプライアンス対応、さらには許可されていないソフトウェア利用への対策など、多岐にわたるセキュリティ課題への対応が求められます。
場所を問わず働くチームにおける主なセキュリティ課題
リモート・ハイブリッド環境では、以下のような課題が顕在化します。
- 端末管理の複雑化
社用PCのほか、個人所有のスマートフォンや家庭内共有デバイスなど、多様な端末から業務システムへアクセスするケースが増えています。集中管理が行われていない場合、端末のセキュリティ確保と運用ポリシーの遵守を維持することは困難です。
- リモートアクセスによるリスク
在宅勤務や外出先からの接続では、家庭用ネットワークや公共Wi-Fiを経由することも多く、フィッシング攻撃やマルウェア感染、不正アクセスなどの脅威にさらされるリスクが高まります。
- コンプライアンス対応の煩雑化
GDPR、SOC 2、HIPAAなどの規制遵守が求められる中で、分散したチーム全体に対する一貫したポリシー適用や監査対応の準備が求められます。
- シャドーITの拡大
従業員が承認されていないSaaSアプリケーションを業務に使用することで、セキュリティリスクが発生します。IT部門による可視化と制御がなければ、機密データが外部サービスに保存される可能性もあります。
Josysによるワークフロムエニウェア環境のセキュリティ強化
Josysは、あらゆる働き方に対応したセキュリティ体制の構築を支援する包括的なソリューションを提供しています。
- 端末の一元管理
全社員のデバイスをダッシュボード上で可視化し、セキュリティパッチの適用やエンドポイント保護のポリシー適用を自動化します。万が一、端末の紛失や情報漏えいが発生した場合も、遠隔でデータの消去が可能です。
- ゼロトラストに基づくアクセス制御
すべてのユーザーと端末を検証してからアクセスを許可するゼロトラストアーキテクチャを導入しています。ロールベースアクセス制御(RBAC)により、業務に必要なデータだけにアクセスを限定し、VPNや安全なトンネリングによる暗号化通信も併用します。
- コンプライアンス対応の自動化
各端末のセキュリティ状態と規制対応状況を継続的に監視し、監査用レポートをリアルタイムで生成します。これにより、手作業による確認を減らし、効率的にコンプライアンスを維持できます。
- SaaS可視化とシャドーIT対策
利用されているSaaSアプリケーションを可視化し、未承認のサービス使用を検知します。利用実態をもとに契約の最適化を図るとともに、全社的なポリシーに基づく利用管理が可能です。
Josys導入による効果
Josysを導入することで、リモート環境におけるIT管理の効率化とセキュリティ強化を実現できます。
- アクセス制御の強化
ゼロトラスト設計、暗号化通信、ロールベースの制御により、どこからアクセスしても適切な範囲でのみ情報にアクセス可能です。
- コンプライアンス対応の簡素化
アクセス管理と規制準拠を自動化することで、GDPR、SOC 2、HIPAAなどの規制にも継続的に対応できます。
- IT業務の効率化とコスト削減
SaaSの利用状況を監視・最適化することで、不要なソフトウェアコストの削減と、IT業務の負担軽減が図れます。
まとめ
柔軟な労働環境におけるセキュリティは、サイバーリスク対策にとどまらず、企業データの保護、法令遵守、そしてIT部門の業務効率向上にも直結します。
Josysは、セキュリティ管理、シャドーITの特定、コンプライアンス対応の自動化を一元的に実現できるプラットフォームです。