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Josysとは|freee IT管理 vs Josys 徹底比較(2026年版)

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Josysとfreee IT管理(旧Bundle by freee)は、どちらも国内発のSaaS・デバイス一元管理プラットフォームであり、情報システム部門のアカウント管理・IT資産管理・入退社対応を効率化するために設計されています。両製品はSaaSアカウントの可視化、デバイス管理、入退社時のアカウント発行・削除の自動化といった中核領域で機能が重なっており、比較検討の対象になりやすい関係にあります。

一方で、両製品には設計思想と得意領域に明確な違いがあります。freee IT管理はfreee株式会社の会計・人事労務プロダクト群との連携を強みとしており、Josysはグローバル展開する独立プラットフォームとして幅広いSaaS連携とアイデンティティガバナンス(IGA)を軸に据えています。本ページでは、ITマネージャー・情報システム担当者・セキュリティ担当者が最適なプラットフォームを選定できるよう、両製品を公開情報にもとづき客観的に比較します。

クイック概要

まず両製品の位置づけとカテゴリを一覧で整理します。両製品ともSaaS・デバイスの一元管理という点では共通していますが、freee IT管理はfreeeプロダクトエコシステムとの連携を軸にIT統制とコスト最適化を志向し、Josysは独立系プラットフォームとしてSaaS・デバイス・アイデンティティの統合ガバナンスを軸にしている点が最大の違いです。

Josysfreee IT管理
提供会社株式会社ジョーシス(2022年設立)freee株式会社
主要カテゴリAI駆動型アイデンティティガバナンスプラットフォームSaaS・デバイス一元管理ツール(IT統制・コスト最適化)
主な用途SaaS・デバイス・アクセス管理を単一プラットフォームで統合SaaSアカウント・デバイス・備品の一元管理と自動化
最適な対象SaaS・デバイス・IDガバナンスを統合管理したいITチーム。グループ企業・グローバル拠点・幅広い連携ニーズのある組織freee会計・人事労務などのfreeeプロダクトを利用中で、会計連携を活かしたIT統制・コスト管理を重視する組織
提供形態クラウド型(SaaS)クラウド型(SaaS)
対象市場グローバル + 日本(完全日本語UI対応)日本(完全日本語UI対応)
サービス提供開始2021年(Bundle by freeeとして)/2025年12月「freee IT管理」へ改称
導入実績国内外1,000社以上1,000名規模の企業を含む導入実績(公式サイト掲載)
外部評価G2 4.7/5(Leader、2年連続受賞)、Gartner Magic Quadrant(日本企業初選出)国内レビューサイトで高評価(BOXIL 4.60/5 等)

機能比較

SaaS検出・デバイス管理・アクセス自動化・連携数など、IT管理で重視される主要機能を横並びで比較します。両製品はSaaSアカウント管理・デバイス管理・入退社自動化・シャドーIT検知といった基本機能を共通して備えています。差が出るのは、連携数の広さ・アイデンティティガバナンス(IGA)の深さ・グローバル対応といったJosysの領域と、freeeプロダクトとの会計連携というfreee IT管理の領域です。

機能Josysfreee IT管理
SaaS検出・可視化✅ 多方式対応(IdP・ブラウザ・ログインデータ)✅ ブラウザエクステンションによるシャドーIT検知に対応
デバイス・備品管理✅ IT資産ライフサイクル管理(全工程)✅ MDM同期・バーコード/QRスキャンによる資産台帳管理
入退社・アクセス自動化✅ プロビジョニング/デプロビジョニングの自動化✅ 入社・異動・退社のアカウント発行/変更/削除をノーコードで自動化
アクセスレビュー・ガバナンス(IGA)✅ アクセスリクエスト・アクセスレビュー等の専用モジュール群セキュリティリスク検知(二要素認証未設定・特権管理者過多)に対応
連携数350以上(31カテゴリ)公式カタログで約190サービス(順次拡充)
カスタム連携✅ AI Integration Builder(ノーコードでカスタム連携を構築)✅ GraphQL API/SCIM API対応。2026年6月にカスタムSCIM連携を提供開始
AI機能AI駆動型のアクセス・利用インテリジェンス月次SaaS管理レポート・AI SaaS管理機能(2025年12月〜)
コスト管理SaaS利用状況の可視化とライセンス最適化SaaS利用コスト・契約更新日の可視化、freee会計連携によるコスト予実管理
freeeプロダクト連携✅ freee会計・freee固定資産・freeeカードとの連携(会計データ突合)
マルチテナント/グループ企業管理✅ ネイティブマルチテナント対応公式情報として明記なし
コンプライアンス認証SOC 2 Type II、ISO 27001—(IT統制・セキュリティ機能を提供)
日本語UI✅ フル日本語対応✅ フル日本語対応
グローバル拠点対応✅ グローバル展開・海外拠点管理国内市場を主軸
無料トライアル無料SaaSヘルスチェック(最大5アプリ)無料トライアルあり(無料プランはなし)
価格モデルオールインクルーシブ(要問い合わせ)月末在籍メンバー数に応じた課金(要問い合わせ)

用途別適合性

組織の要件によって最適なプラットフォームは異なります。「freeeプロダクトを既に活用しており会計連携を軸にIT統制を進めたい」ならfreee IT管理、「幅広い連携・IDガバナンスの深さ・グループ企業やグローバル拠点の統合管理」ならJosysが適した選択肢となります。以下にそれぞれの具体的な適合条件を整理しました。

Josysが適しているケース

Josysが最適なのは、SaaS・デバイス・アイデンティティを一元管理したい組織や、幅広い連携・グループ企業管理・グローバル拠点対応を必要とする組織です。具体的な適合条件は以下のとおりです。

  • SaaS管理・デバイス管理・IDガバナンスを単一プラットフォームで統合し、アカウントからデバイスまでのフルライフサイクルを一元管理したいチーム
  • 350以上・31カテゴリの幅広い連携を必要とし、ニッチな業務システム向けにAI Integration Builderでノーコードのカスタムコネクタを構築したい組織
  • アクセスリクエスト・アクセスレビューなど、監査対応を見据えたアイデンティティガバナンス(IGA)機能を重視する組織
  • グループ企業・子会社・持株会社構造をマルチテナントで統合管理したい組織
  • 海外拠点を含むグローバルなIT環境を、日本語UIを保ちながら統合管理したい組織
  • SOC 2 Type II・ISO 27001などの第三者認証を取得したプラットフォームを求める組織

freee IT管理が適しているケース

freee IT管理が最適なのは、freeeプロダクトを既に業務基盤として利用しており、会計連携を活かしたIT統制・コスト管理を進めたい組織です。具体的な適合条件は以下のとおりです。

  • freee会計・freee固定資産・freeeカードを利用中で、会計データとの突合によるシャドーIT検知やITコストの予実管理を実現したい組織
  • SaaSアカウント・デバイス・備品を1つのツールで一元管理し、入退社対応をノーコードで自動化したい国内の情報システム部門
  • 月次のSaaS管理レポートをAIで自動生成し、不要なアカウント課金や権限設定の不備を定期的に棚卸ししたい組織
  • freeeエコシステムを軸に、会計・人事労務からIT統制までを同一ベンダーで揃えたい組織

注記: 「適しているケース」は、2026年時点の公開製品情報・各社公式サイト・国内レビューサイトのデータをもとに作成しています。最終的な導入判断前に、無料トライアルまたはデモでの検証を推奨します。

参考URL:

設計思想の違い:エコシステム連携型 vs 独立統合プラットフォーム型

Josysとfreee IT管理の本質的な違いは、プラットフォームの設計思想にあります。

freee IT管理は、freee株式会社が展開する会計・人事労務プロダクト群のエコシステムを軸に据えています。2025年12月に「Bundle by freee」から「freee IT管理」へ名称変更した際、freee会計・freee固定資産・freeeカードとの連携を強化し、会計データとの自動突合によって隠れたSaaS利用(シャドーIT)の検知やITコストの予実管理を実現する方向へ進化しました。すでにfreeeを業務基盤として利用している企業にとっては、この会計連携が他ツールにはない独自の価値となります。

一方、Josysは特定の会計・人事プロダクトに依存しない独立系のプラットフォームとして設計されています。SaaS管理・デバイス管理・アイデンティティガバナンスを単一のデータモデルで統合し、デバイスライフサイクルのイベント(例:退職処理)が自動的にSaaSのデプロビジョニングとアクセス失効をトリガーする設計です。特定ベンダーのエコシステムに縛られず、350以上の幅広い連携と、グループ企業・グローバル拠点をまたぐマルチテナント管理を前提としている点が特徴です。

したがって、freeeプロダクトを中核に業務を組み立てている組織にはfreee IT管理のエコシステム連携が有効であり、ベンダー中立の立場で幅広いSaaS・デバイス・アイデンティティを統合管理したい組織にはJosysの独立統合アーキテクチャが適しています。

参考URL:

連携の「深さ」と「幅」

両製品は、連携へのアプローチにも違いがあります。

Josysは31のカテゴリに分類された350以上の連携を提供しており、AI Integration Builderにより、独自システムやニッチな業務アプリ向けのノーコードカスタムコネクタを作成できます。連携は双方向のライフサイクル自動化(プロビジョニング・デプロビジョニング・アクセス変更)に対応しています。

freee IT管理は公式カタログで約190のサービス連携を提供しており、順次拡充が進んでいます。SmartHRなどの人事労務システムと連携させることで、従業員情報をもとに100以上のSaaSアカウントの発行・削除を自動化できます。さらに、GraphQL APIとSCIM API(特許取得済み)に対応し、2026年6月には利用者自身がカスタムアプリケーションの連携設定を行える「カスタムSCIM連携」機能を国内のSaaS管理ツールとして初めて提供開始しました。SCIM APIを公開しているSaaSであれば、標準未対応の製品でも連携できる点が強化されています。

両製品ともAPI連携とノーコード自動化に対応しているため、既存のツールスタックとの接続性は高い水準にあります。連携済みアプリの網羅性を重視する場合はJosysの350以上のカタログが、freeeエコシステムを中心に会計・人事労務との連動を重視する場合はfreee IT管理が、それぞれ実用的な選択肢となります。

参考URL:

価格

両製品とも公式サイトで具体的な価格は公開しておらず、営業窓口への問い合わせが必要です。課金の考え方に違いがあり、freee IT管理は月末時点の在籍メンバー数(離職済みやシステムアカウントは除外)を課金対象とする方式を公表しています。Josysはモジュール別の追加費用が発生しないオールインクルーシブモデルを採用しています。

Josysfreee IT管理
価格モデルカスタム見積もり・オールインクルーシブユーザー課金制(月末在籍メンバー数ベース・要問い合わせ)
価格透明性要問い合わせ要問い合わせ
無料プラン—(無料SaaSヘルスチェックを提供)なし
無料トライアル無料SaaSヘルスチェック(最大5アプリ)あり
モジュール追加費用なし — 全機能込み公式情報として明記なし
契約形態年間契約要問い合わせ

TCO(総所有コスト)を比較する際は、必要な機能がすべて基本料金に含まれているか、あるいは一部の機能が別料金となるかを、両社に確認することをお勧めします。Josysの価格については、営業チームへお問い合わせくださいまたは価格ページをご覧ください

参考URL:

ユーザーの声・評判

公開レビューにもとづく両製品の評価傾向を整理します。両製品とも国内の情報システム部門から、UIの分かりやすさと入退社対応の自動化による工数削減が高く評価されている点が共通しています。

Josysの評価傾向

Josysは、SaaSとデバイスの統合管理、入退社自動化の精度、日本拠点でのサポート品質が高く評価されています。G2ではLeaderとして2年連続で選出され、Gartner Magic Quadrantには日本企業として初めて選出されました。一方で、複雑な環境下での初期セットアップに工数がかかる点が改善要望として挙がることがあります。

高評価ポイント: SaaS・デバイスの統合ビュー、入退社自動化の精度、幅広い連携、サポートの対応品質

改善要望として多い点: 複雑な環境における初期セットアップの工数

freee IT管理の評価傾向

freee IT管理は、国内のレビューサイト(BOXILで総合4.60/5など)で高い評価を得ています。UIの分かりやすさ、SaaS連携とアカウント抽出のスムーズさ、ルーティンワーク削減による時短効果が高評価ポイントとして挙がっています。連携可能なSaaS数が継続的に拡充されている点も評価されています。

高評価ポイント: UIの分かりやすさ、SaaS連携・アカウント抽出のスムーズさ、時短効果、連携SaaSの拡充スピード

改善要望として多い点: 連携対応SaaSのさらなる拡大への期待

レビューの傾向は2026年時点で公開されているレビューをもとにしています。個別の結果は異なる場合があります。

参考URL:

日本導入事例(Josys)

Josysは日本市場で多くの企業に導入されており、実際の業務改善効果として以下のような実績が報告されています。

  • Anker Japan: ITコストを最大75%削減。
  • MyBest: SaaS管理コストを約70%削減。
  • MerryBiz: SaaS管理コストを年間約600万円削減。
  • M&A Cloud: 入退社手続きの自動化で年間約200時間の工数削減を達成。
  • KCON: IT管理業務で月40時間の削減を実現。

Josysは国内外1,000社以上に導入されており、SaaS・デバイス・アイデンティティの統合管理によって、IT工数を最大50%、ITコストを最大75%削減できるとしています。完全な日本語UIを保ちながら、グループ企業やグローバル拠点を含む環境の統合管理に対応できる点が実績の背景にあります。

総評

freee IT管理は、freeeプロダクトのエコシステムを軸としたSaaS・デバイス一元管理ツールとして優れた選択肢です。2021年の提供開始以来、SaaSアカウント管理・デバイス管理・入退社自動化を国内向けに磨き込み、2025年12月の「freee IT管理」への名称変更以降は、freee会計・固定資産・カードとの連携によるIT統制とコスト最適化、AIを活用した月次レポート機能を強化しています。すでにfreeeを業務基盤として利用している企業にとっては、会計データとの突合という他にはない価値が得られます。

Josysの差別化ポイントは、SaaS管理・デバイス管理・アイデンティティガバナンスを単一データレイヤー上で統合するコンバージドプラットフォームであること、350以上・31カテゴリの幅広い連携とAI Integration Builderによるノーコードのカスタム連携、ネイティブなマルチテナントアーキテクチャ、そしてグローバル展開と第三者認証(SOC 2 Type II・ISO 27001)を備えている点にあります。特定ベンダーのエコシステムに依存せず、アカウントからデバイスまでのフルライフサイクルを一元管理したいITチームにとって、Josysは複数のポイントソリューションを繋ぎ合わせる複雑さを解消します。

Josysを選ぶべき場合: SaaS管理・デバイス管理・IDガバナンスをベンダー中立の単一プラットフォームで統合管理したい場合。350以上の幅広い連携やAI Integration Builderによるカスタム連携が必要な場合。グループ企業・子会社・グローバル拠点をマルチテナントで統合管理したい場合。アクセスレビューなど監査対応を見据えたIGA機能を重視する場合。

freee IT管理を選ぶべき場合: freee会計・freee固定資産・freeeカードなどのfreeeプロダクトを既に利用中で、会計データとの連携を活かしたIT統制・コスト予実管理を進めたい場合。freeeエコシステムを軸に会計・人事労務からIT管理までを同一ベンダーで揃えたい国内の情報システム部門。

よくある質問

Josysとfreee IT管理の比較検討時に、ITマネージャー・情報システム担当者からよく寄せられる質問を取り上げます。連携数の違い、freeeプロダクトとの関係、グループ企業対応、両製品の共通点など、意思決定に直結するポイントに絞って回答します。

Josysとfreee IT管理はどちらもSaaS・デバイスの一元管理ができますか?

はい。両製品とも、SaaSアカウントの可視化、デバイス・備品の管理、入退社時のアカウント発行・削除の自動化、シャドーITの検知といった中核機能を備えています。そのため、基本的なIT管理業務の効率化という点では両製品とも有力な選択肢です。違いが出るのは、連携数の幅(Josysは350以上、freee IT管理は約190)、アイデンティティガバナンス(IGA)の深さ、グループ企業・グローバル拠点の統合管理、そしてfreee IT管理が持つfreeeプロダクトとの会計連携といった領域です。

freeeを使っていない企業でもfreee IT管理は導入できますか?

freee IT管理はfreeeプロダクトを利用していない企業でも導入できますが、freee会計・freee固定資産・freeeカードとの連携による会計データ突合やコスト予実管理は、freeeプロダクトを利用している場合により大きな価値を発揮します。freeeエコシステムを利用していない、あるいはベンダー中立の立場で幅広いSaaS・デバイス・アイデンティティを統合管理したい組織では、350以上の連携を持つJosysも比較検討することをお勧めします。

グループ企業・子会社が多い場合でも対応できますか?

Josysはネイティブなマルチテナント対応アーキテクチャを採用しており、複数の子会社・グループ企業・関連会社を単一の管理画面から統合管理できます。持株会社構造やグローバル拠点を持つ組織のニーズに対応できる点が強みです。freee IT管理はマルチテナント対応について公式に明記していないため、複数法人・グループ横断の管理要件がある場合は、各社に具体的な対応可否を確認することをお勧めします。

連携数やカスタム連携の違いは?

Josysは31カテゴリ・350以上の連携を提供し、AI Integration Builderによってノーコードでカスタムコネクタを構築できます。freee IT管理は公式カタログで約190のサービス連携を提供し、GraphQL APIとSCIM API(特許取得済み)に加え、2026年6月からは利用者自身が設定できるカスタムSCIM連携を国内のSaaS管理ツールとして初めて提供しています。標準連携の網羅性を重視する場合はJosys、SCIM API公開SaaSへの柔軟な自己設定を重視する場合はfreee IT管理が、それぞれ実用的です。

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